映画館に行くのを楽しみにしている小学生の子どもたち。
でも、「子どもだけで映画を見せていいのかな?」って悩んでいるパパ・ママも多いと思います。
私も映画館でよく見かける光景なんです。
結論から言うと、こんな感じです。
- 小学生だけでの映画鑑賞は映画館によって対応が異なる
- TOHOシネマズなど大手シネコンでは小学生以上なら子どもだけでの鑑賞が可能
- ただし、子どもの年齢や成熟度、映画の内容、上映時間帯によって判断が必要
- 親の付き添いなしでの鑑賞は安全面での配慮が不可欠
私も映画館でバイトをしていた経験があるので、子どもたちだけでの映画鑑賞についてはいろいろと見聞きしてきました。
そこで今回は、子どもだけで映画を見に行くときの注意点やアドバイスをたっぷりとお伝えしていきますね。
映画は小学生だけで鑑賞可能?大手5つの映画館の対応
まずは、主要な映画館チェーンの対応をくわしく見ていきましょう。
実は映画館によって、子どもだけでの鑑賞に関するルールがかなり違うんです。
TOHOシネマズの場合
TOHOシネマズでは、小学生以上の子どもがいる場合には、子どもだけでの鑑賞もOKとしています。
ただし、小学生以上の子どもが同伴しない場合は、幼児(小学校入学前の子ども)だけでの鑑賞は安全面を考慮してお断りしているそうです。
イオンシネマの場合
イオンシネマでは、小学生以上の方がいらっしゃる場合は子どもだけでの鑑賞も可能となっています。
ただし、幼児を含む場合は安全面を考慮して保護者の同伴が推奨されています。
ユナイテッドシネマの場合
ユナイテッドシネマでは、3歳以上であれば年齢の指定は特にないそうです。
ただし、実際には小学生以上の子どもが多いようですね。
109シネマズの場合
109シネマズでは、親御さんの付き添いなしでの子どもだけの鑑賞には特に年齢制限は設けていないとのこと。
ただし、R指定(レイティング)の作品や、上映終了が23:00を超える上映回については年齢制限があります。
MOVIXの場合
MOVIXでは、以下の2点が守れれば年齢制限はないそうです。
- 自分で座席までたどり着ける(迷子にならない)
- 他のお客様のご迷惑にならない(騒いでしまう、泣いてしまうなどがない)
小学何年生から子供だけで映画に行かせていい?慎重に考えたい判断基準
映画館によって子どもだけでの鑑賞ルールは違いますが、「何年生から行かせていいの?」という疑問も多いはず。
そこで学年ごとの目安をお伝えしますね。
低学年(1~2年生)の場合
この年齢での子どもだけの鑑賞は、まだ早いかもしれません。
理由はこんな感じです。
- 長時間じっと座っているのが難しい年頃
- 緊急時の対応が難しい
- 映画館内での基本的なマナーの理解が不十分な可能性
- トイレのタイミングなど、自己管理がまだ難しい
中学年(3~4年生)の場合
この年齢になると、子どもだけでの鑑賞を検討してもいい時期かもしれません。
ただし、以下のような点をしっかりチェックしましょう。
- 映画館でのマナーを理解しているか
- 緊急時の連絡手段を持っているか
- 友だちと一緒に行く場合、その友だちは信頼できるか
- 映画館までの道のりは安全か
高学年(5~6年生)の場合
この年齢なら、子どもだけでの映画鑑賞も十分可能な年齢といえます。
でも、以下のような配慮は必要です。
- 上映時間帯は日中に限定する
- 行き帰りの経路を事前に確認する
- 緊急連絡先を必ず持たせる
- 観る映画の内容をチェックする
小学生だけでの映画鑑賞の危険性や他の観客への迷惑について
子どもだけで映画を見に行くときは、いろんなリスクや心配事があります。
具体的にどんなことに気をつければいいのか、詳しく見ていきましょう。
考えられる危険性
- 知らない人に声をかけられる可能性
- 映画館内で迷子になるリスク
- 緊急時(地震など)の対応の難しさ
- 体調不良時の対処の問題
- 金銭トラブルの可能性
他の観客への迷惑になりそうな行為
私が映画館でバイトしていた時によく見かけた、迷惑行為をまとめてみました。
- 大きな声での会話
- 席の移動や立ち歩き
- 前の席を蹴る
- 携帯電話の使用
- お菓子の音や包装紙のガサガサ音
小学生だけで映画に行かせる場合の上映開始時間の限度
子どもだけで映画を見に行く場合、上映時間帯も大切なポイントです。
私の経験から言うと、遅い時間の上映は避けたほうがよさそうです。
では具体的に、どんな時間帯がベストなのでしょうか。
映画館ごとの時間制限
実は映画館によって、子どもだけでの入場に関する時間制限が違うんです。
映画館 | 制限時間 |
---|---|
TOHOシネマズ | 終映23時まで |
イオンシネマ | 日没前の上映回を推奨 |
109シネマズ | 上映終了23時までが目安 |
おすすめの上映時間帯
子どもだけで映画を見に行く場合は、以下のような時間帯がベストです。
- 開始時間:午前10時~午後3時ごろまで
- 終了時間:日没前まで
- 所要時間:2時間以内の作品がおすすめ
小学生だけで映画に行かせる場合の親がやるべき安全対策
さて、いよいよ子どもを映画館に送り出す時。
親としてどんな準備をしておけばいいのでしょうか。
私の経験も交えながら、具体的な対策をご紹介します。
事前の準備でやっておくこと
- 映画館までの行き方を一緒に確認
- 緊急連絡先を書いたメモを持たせる
- マナーの確認と約束事を決める
- 待ち合わせ場所と時間の確認
- 携帯電話の充電をしっかりと
当日の持ち物チェック
忘れ物がないよう、以下のものをチェックしましょう。
- チケット(または予約番号)
- お財布(必要最小限のお金)
- 携帯電話(持っている場合)
- ハンカチ・ティッシュ
- 緊急連絡先メモ
映画館への送迎について
初めて子どもだけで映画を見に行く場合は、送り迎えをするのがおすすめです。
特に帰りは暗くなっていることもあるので、映画館まで迎えに行くようにしましょう。
- 行き:映画館の入り口まで送る
- 帰り:決められた待ち合わせ場所でピックアップ
- 電車やバスを使う場合は、最寄り駅での送迎も検討
映画館スタッフへの声かけ
子どもだけで映画を見に来ていることを、できれば映画館のスタッフさんに伝えておくといいですよ。
そうすれば、なにか困ったことがあった時に声をかけやすくなります。
私が考える、子どもだけでの映画鑑賞のメリット
ここまでは注意点を中心にお伝えしてきましたが、子どもだけで映画を見に行くことには、実はたくさんのメリットもあるんです。
成長につながるポイント
- 自主性と責任感が育つ
- 時間管理の練習になる
- お金の使い方を学べる
- 友だちとの約束を守る経験
- 公共の場でのマナーを身につける機会
よくある質問
映画館で子どもだけの映画鑑賞について、よくある質問にお答えしていきますね。
Q. 子どもだけで映画を見に行く場合、何人くらいの人数がベスト?
2~3人くらいがちょうどいいですね。
1人だと心細いかもしれませんし、4人以上だと騒がしくなりがち。
ただし、グループ全員がマナーをきちんと守れる子どもたちであることが大切です。
Q. 子ども用の映画でも年齢制限はありますか?
はい、アニメーションや子ども向けの映画でも、作品によっては年齢制限が設けられていることがあります。
映画によって「G」「PG12」などの区分けがあるので、必ず確認しましょう。
まとめ:小学生の映画鑑賞、大切なのは段階的なステップアップ
今回は小学生の子どもだけでの映画鑑賞について、詳しくお伝えしてきました。
最後に大切なポイントをまとめておきましょう。
- 映画館ごとのルールを事前にチェック
- 子どもの年齢や成熟度に応じて判断
- 安全対策は必ず万全に
- マナーの指導は丁寧に
- 最初は日中の上映時間帯から
- 緊急時の連絡手段は必須
- 成長に合わせて、徐々に自由度を上げていく
子どもだけでの映画鑑賞は、親としては心配な面もたくさんありますよね。
でも、子どもの成長のためには、少しずつ自由を与えていくことも大切です。
安全面への配慮とマナーの指導をしっかりとした上で、子どもの自立を応援していきましょう。
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